YouTubeを始めました。そのきっかけは地元のかなり前にお亡くなりになられたお箏の先生が夢枕に登場され、「朧盟さん少し三曲界に何か言って発展させてくださいな」というような事をつぶやかれたことでした。この先生敢えて名前はお出ししませんが、私が仙台で竹盟社の仙台支部を開いてから何度か合奏させていただいた明治生まれの先生です。
YouTubeで曲の演奏とも考えましたが、三曲界全体の低迷を視野に入れると、曲の演奏で終わってはいけないと思ったところです。
そして、まずは邦楽は何かを整理し、三曲の歴史について改めて掘り起こす必要があると感じたわけです。自分で原稿を書いては見たものの、それが正しいかどうか資料を調べていくうちに、何度も書き直しという事態に陥っています。見る角度を変えれば違った答えが出てきます。
第2回目の内容は尺八の歴史なのですが、正倉院尺八がいつどこからやってきたのかという最初の疑問にぶつかり、深みに嵌っています。一節切と普化宗尺八の内容にも触れなければなりません。また、昔、読んでいた中塚竹禅氏の「琴古流尺八史観」を再読していくうちに更に深みに。
完成度が低い内容をYouTubeで発信するのはいかがなものかとも思いますが、不足する内容をブログで補完していこうと思います。